京ノマドママの不妊治療ブログ

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子宮筋腫は不妊の原因になるか?

子宮筋腫不妊の原因になるかどうかは、その筋腫の種類・大きさ及び治療方法によって異なります。 

 

子宮筋腫とは>

子宮に良性のこぶ状のかたまりができる病気で、成人女性の20~40%がなるといわれるほど身近な病気です。

 

子宮筋腫の種類>

できた場所によって、主に3種類に分類されます。◎→〇→△の順に不妊や不育の原因になりやすいです。

1 粘膜下筋腫 ◎

  子宮の内側に発育。受精卵の着床障害、子宮内膜や卵管の圧迫を起こし、不妊の原因になります。

2 筋層内筋腫 〇

  子宮筋の中に発育。子宮内膜や卵管を圧迫することがあり、不妊の原因になります

  また、大きくなると流・早産の原因になります。

3 漿膜下筋腫 △

  子宮の外側に発育。それ自体が不妊の原因にはなりません。

 

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子宮筋腫の治療法>

 ・手術療法

 妊娠を希望する場合、子宮を摘出せずに筋腫核のみを摘出する「筋腫核摘出手術」を行います。

 1 粘膜下筋腫

   不妊の主原因となるため、小さいものであっても手術を検討します。

 2 筋層内筋腫

   子宮内膜や卵管を圧迫して不妊の原因と考えられる場合には手術を検討します。

   大きい場合には妊娠時の合併症(流・早産や変性(=細胞の壊死等))を起こしやすいため、手術を検討します。なお、妊娠するとホルモンの関係で大きくなりやすいです。

 3 漿膜下筋腫

   この筋腫自体は不妊の原因にはならないので、必ずしも手術を必要としません。

   大きい場合には、妊娠時の合併症(変性(=細胞の壊死等))を起こしやすいため、手術を検討します。なお、妊娠するとホルモンの関係で大きくなりやすいです。

 

手術の方法~

 1 開腹手術

  伝統的な術式。目視しながら緻密な手術ができます。

  卵管周囲の癒着を起こし、新たな不妊の原因となる場合があります。(開腹手術による癒着の発生率は70~80%と高確率)

 

 2 腹腔鏡下手術

   腹部に複数の穴をあけて、そこからカメラや鉗子を挿入して行う手術。

   高度な技術が必要ですが、術後の癒着防止に効果があります。

 

 3 子宮鏡下手術

   お腹を切ることなく、膣からカメラを子宮内に挿入して行う手術。

   粘膜下筋腫の場合に限られます。癒着はほぼないです。

 

・投薬療法

 一定期間ホルモン剤を使用して月経を止めることで筋腫サイズの縮小を図ります。

 妊娠を希望していない場合に試みられる方法です。

 

・動脈塞栓手術

 新しい術式です。感染症や子宮の壊死といった合併症があるため、妊娠を希望する人には原則として選択されません。

 

<実際のところ>

私は20代後半で結婚したのですが、結婚時までサボっていた子宮頸がん検査で子宮筋腫があることが発覚しました。

筋腫の種類は漿膜下筋腫。(中でも子宮の靭帯にできる珍しいタイプのものでした。)

その後2年間は経過観察でしたが、筋腫が大きくなったため開腹手術により筋腫核の摘出を受けることに。

術後の癒着が防げる腹腔鏡下手術を希望していましたが、術前のMRI検査で筋腫が卵管や子宮動脈の近くにあることが分かったため、緻密な手術ができる開腹手術を受けました。

この手術の際、担当医は癒着防止シートを使用する等、癒着の防止に気を配ってくれてはいました。

 

ところが、、、、

 

手術を受けて1年経ってもなかなか妊娠できず…。

不妊治療の検査を受けた結果、「原因不明不妊」との診断。

不妊治療担当医いわく、開腹手術により卵管が癒着し、卵管に卵子が取り込めなくなるピックアップ障害の可能性があるとのこと。

ただし、確認方法がないので、あくまで可能性の範囲。大きくなった筋腫を放置しておいた場合の妊娠出産時の合併症を考えると、開腹手術の判断は間違っていなかったとの説明を受けました。

ピックアップ障害の場合、体外受精を選択することになるため、自然な妊娠を希望していたのまどママには辛い話でした。

 

では、どうすれば良かったか。

 

筋腫が大きくなる前に、できるだけ早く妊娠すれば良かった。

 

身も蓋もない話にはなりますが、この一言につきます。

粘膜下筋腫のように、それ自体が不妊の原因になるものもありますし、筋腫が妊娠・出産の合併症の原因になる場合もあります。

しかし、極論を言えば筋腫ができる前に妊娠をすればよいわけです。

もちろん、自分を取り巻く環境やライフプランも考慮する必要はありますが、妊娠を考えるならば、できるだけ早く妊娠することが重要です。

また、婦人科の定期健診も最低年1回は受診するべきです。

子宮筋腫その他の異常の早期発見につながります。

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